解放感の中にあるプライバシーの分離
平成25年の秋にリフォームしたお客様のご紹介が御縁でした。
浴室の換気扇タイマースイッチの調子が悪く、修理にお伺いした時にお住まいの収納のことや、動線の悪さやキッチンの向きなど、奥様からのご相談を受けたのがきっかけでした。 後日、お客様の要望を聞いてプランニング図やパースなどでお客様のイメージを表現していきました。 お客様の息子様とコディネーターの子どもが習い事のサッカーの試合でお会いしていたり、ご主人様とコディネーターが中学の先輩後輩だったりと、打ち合わせも同世代のお客様だったので、日々の生活の不満や希望など共通点がありリフォーム工事の話以外にも盛り上がりました。
溢れる光をたっぷり取り入れたリビングダイニングキッチンとなりました。
フローリングとキッチンは無垢材を選択。ナチュラルな雰囲気になりました。
主寝室には3枚引き戸にし大容量の収納を確保しました。
メゾネットタイプになっており、最上階のお二人の子供部屋にはシナのランバーで仕上げた収納を設置。
メゾネットタイプなので、リビングから繋がる階段を3日間かけて研磨して、無垢のフローリングと調和するよう艶消しのクリア塗装で再塗装しました。可愛らしい照明も配置していい雰囲気になりました。
洗面室の入口は、引き戸に変更し浴室と洗面室への入口を別にしてプライバシーが守れるようにしました。洗面室の収納スペースもたくさん確保できました。
玄関の収納と、玄関横の棚、正面に見えるニッチはご来客の方にもチラッと見える素敵なポイントになりました。玄関横の棚は、留め金具を見せない鞘加工を施し、壁にはフローリングのパイン材に合わせたなぐり材を張り、その横に鏡を提案しました。
「必ず一日のどこかで家族みんなで集うキッチン・リビング」 子供部屋もつくりましたが居心地がいいので、誰かしらがリビングにいると自然と家族が集まるイメージ。 コーディネーターの坂口が大切にしたのは、使い勝手良いのはもちろんの事、それでいてちょっとお洒落、昔から坂口が口にしている”小洒落たリフォーム”を目指しました。
私たちは、ただ使い勝手だけが良くなればいいて言うリフォームではなく、そこに小洒落た美しさにこだわり、手間暇かけるリフォームを追及していきます。 「中途半端にやるならやらない」「やるなら最後まできちっとやる」朝生と坂口の工事現場での信念です。 1ヶ月半、そんなこだわりとてまひま掛けて信念を貫き通した作品です。 【DATA】 築年数 築30年
構造 RC造
期間 6週間 費用 1100万
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